松澤静男+松澤有紗

マツザワ設計

住宅地の開けた公園に面している、マツザワ設計の入るマンション。事務所の扉を開けると、壁と天井を漆喰に囲まれ、ムクの木の板が床に張られた落ち着く空間が広がっています。松澤静男さんと松澤有紗さんは、親子で設計に取り組んでいます。

松澤静男
1953年埼玉県さいたま市生まれ。1982年にマツザワ設計を設立、現在に至る。
松澤有紗
1986年埼玉県さいたま市生まれ。2011年よりマツザワ設計。

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長持ちする家をつくりたい

松澤静男:自分の設計事務所を立ち上げて住宅の設計を中心に活動し、35年以上が経ちます。「人にも環境にも優しく、長持ちする家」をモットーに、無垢の木や鉄、漆喰などの素材を大切にし、質感を活かした家づくりをしています。木の家が大好きで、木をさまざまなところで使う提案をしていますが、娘の有紗はまた感性が異なりますから、意見を交わすことでバランスが取れているのかなと思います。

松澤有紗:私は子どもの頃から、父が設計する家の工事現場に付いていき、現場の空気に触れることで自然と設計の道に進みました。人の手でしか出せない温かみのある線や、職人さんが持つ技術も大切にして家づくりをしたいと思っています。

「家づくりへの想い」をお話しください

松澤静男:家づくりは、家族が暮らすための場所づくりです。暮らし方は家族によってさまざまですから、もちろん建主さんごとに違うかたちの家ができあがります。私たちは現在の住まいのことや家づくりの要望について具体的なことも伺いますが、まずは「家づくりへの想い」をお話しいただくようにしています。最初にお会いするときには「家族で何をしたいですか?」などと伺っていますね。

松澤有紗:どのような暮らしをしたいかということはもちろん、できるだけ趣味のことや好きなことなどを幅広くお話しながら、その家族に合う家づくりをしたいと思います。

思いもよらなかったいい家をつくりたい

松澤静男:理想の住まいは、予算や間取りだけで決まるものではありません。家づくりをされる方は自分が経験されてきた範囲のなかで、物事を見ているものです。それで、要望どおりに家ができたとしても、実はあまり喜ばれません。私たちが設計者として入ることで「そんなこともできるんだ!」「自分たちではできなかったことだな」と気づかれて、喜んで暮らしてくれたら大成功、と思います。

松澤有紗:私たちは普段の打ち合わせのほかに、月に一度「家づくりカフェ」として事務所を開き、お茶を飲みながら家づくりについて気軽にお話をする場を設けています。お気軽にお立ち寄りください。